はじめに
「お金は幸せの源ではない」とよく言われますが、実際のところ、収入と幸福度の関係はどうなのでしょうか?
長年にわたる研究と議論の末、新たな発見が私たちの常識を覆すことになりました。
収入が幸福度に与える影響
以前は年収1000万円で幸福度が頭打ちになるとされていましたが、最近の研究では、年収1300万円を超えると幸福度がさらに増強されることが明らかになりました1。
これは、幸福度が低いグループでは年収が一定のところで頭打ちになるが、幸福度が高いグループでは年収の増加とともに幸福度が上昇するという結果です。
幸福度のピークは年収660万円?
一方で、別の研究では、日本を含む東アジアでは年収660万円が幸福度のピークであるとされています2。
これは、ポジティブな感情と相関する所得が660万円をピークに頭打ちになることを示しています。
年収800万円が幸福度の限界点?
また、年収800万円が幸福度の限界点であるとする説もあります。
年収が3,000万円以上でも、幸福度は緩やかに下降していくというデータがあります3。
結論
これらの研究結果から、収入と幸福度の関係は一概には言えないことがわかります。しかし、一定の収入を超えると、幸福度が増すことは限られているようです。
私たちが追求すべきは、収入だけでなく、生活の質や人間関係など、他の要素も含めた幸福の定義を見つめ直すことかもしれません。
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